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新規上場会社情報 | 日本取引所グループ

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(1)

 

新規上場申請のための有価証券報告書

(Ⅰの部)

 

株式会社オプティマスグループ

 

(2)

目次

 

  頁

表紙  

第一部 企業情報 ……… 1

第1 企業の概況 ……… 1

1.主要な経営指標等の推移 ……… 1

2.沿革 ……… 5

3.事業の内容 ……… 10

4.関係会社の状況 ……… 14

5.従業員の状況 ……… 16

第2 事業の状況 ……… 17

1.業績等の概要 ……… 17

2.生産、受注及び販売の状況 ……… 20

3.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 ……… 21

4.事業等のリスク ……… 24

5.経営上の重要な契約等 ……… 31

6.研究開発活動 ……… 31

7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 32

第3 設備の状況 ……… 36

1.設備投資等の概要 ……… 36

2.主要な設備の状況 ……… 36

3.設備の新設、除却等の計画 ……… 38

第4 提出会社の状況 ……… 39

1.株式等の状況 ……… 39

2.自己株式の取得等の状況 ……… 44

3.配当政策 ……… 44

4.株価の推移 ……… 44

5.役員の状況 ……… 45

6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 49

第5 経理の状況 ……… 55

1.連結財務諸表等 ……… 56

(1)連結財務諸表 ……… 56

(2)その他 ……… 106

2.財務諸表等 ……… 107

(1)財務諸表 ……… 107

(2)主な資産及び負債の内容 ……… 118

(3)その他 ……… 118

第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 119

第7 提出会社の参考情報 ……… 120

1.提出会社の親会社等の情報 ……… 120

2.その他の参考情報 ……… 120

第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 121

第三部 特別情報 ……… 122

第1 連動子会社の最近の財務諸表 ……… 122  

(3)

 

  頁

第四部 株式公開情報 ……… 123

第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 123

第2 第三者割当等の概況 ……… 124

1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 124

2.取得者の概況 ……… 126

3.取得者の株式等の移動状況 ……… 127

第3 株主の状況 ……… 128

[監査報告書]  

 

(4)

【表紙】

 

【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)

【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 宮原 幸一郎 殿

【提出日】 2017年11月22日

【会社名】 株式会社オプティマスグループ

【英訳名】 OPTIMUS GROUP COMPANY LIMITED

【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 山中 信哉

【本店の所在の場所】 東京都港区芝三丁目14番4号

【電話番号】 03-3456-1764

【事務連絡者氏名】 経営管理部 部長 嘉悦 清隆

【最寄りの連絡場所】 東京都港区芝三丁目14番4号

【電話番号】 03-3456-1764

【事務連絡者氏名】 経営管理部 部長 嘉悦 清隆  

(5)

第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

(1)連結経営指標等

回次 第2期 第3期

決算年月 2016年3月 2017年3月 売上高 (千円) 30,420,116 27,092,505 経常利益 (千円) 1,433,681 1,944,974 親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 921,558 1,367,532 包括利益 (千円) 593,061 1,154,100 純資産額 (千円) 7,120,061 8,248,885 総資産額 (千円) 17,443,389 18,890,077 1株当たり純資産額 (円) 1,412.30 1,642.38 1株当たり当期純利益金額 (円) 186.00 272.28 潜在株式調整後1株当たり当期純利

益金額

(円) - -

自己資本比率 (%) 40.66 43.67 自己資本利益率 (%) 13.51 17.83

株価収益率 (倍) - -

営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) 1,403,814 336,746 投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) 187,605 △217,513 財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) 411,953 171,856 現金及び現金同等物の期末残高 (千円) 4,236,048 4,463,194 従業員数

(人)

345 421

(外、平均臨時雇用者数) (95) (82)

(注)1.売上高には消費税等は含まれておりません。

2.当社は第2期より連結財務諸表を作成しております。

3.第2期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため、また、第3期 の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、新株予約権の残高はありますが、当社株式は非上 場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。

4.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。

5.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出 向者を含む。)であり、平均臨時雇用者数(人材会社からの派遣社員、パートタイマー等を含む。)は、年 間の平均人員を( )外数で記載しております。

6.第2期及び第3期の連結財務諸表について、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭 和51年大蔵省令第28号)に基づき作成しており、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第204条第 6項の規定に基づき、新日本有限責任監査法人より監査を受けております。

7.2017年6月30日開催の取締役会決議により、2017年7月25日付で普通株式1株につき5株の株式分割を行っ ておりますが、第2期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期 純利益金額を算定しております。

 

(6)

(2)提出会社の経営指標等

回次 第1期 第2期 第3期

決算年月 2015年3月 2016年3月 2017年3月 営業収益 (千円) 55,555 1,184,047 1,337,477 経常利益 (千円) 13,727 512,264 350,178 当期純利益 (千円) 8,945 509,468 960,877 資本金 (千円) 1,384,159 157,829 157,829 発行済株式総数 (株) 990,062 1,004,505 1,004,505 純資産額 (千円) 4,323,985 4,949,113 5,909,990 総資産額 (千円) 4,368,192 11,464,569 13,554,597 1株当たり純資産額 (円) 4,367.39 985.38 1,176.70 1株当たり配当額

(円)

- - -

(うち1株当たり中間配当額) (-) (-) (-) 1株当たり当期純利益金額 (円) 13.53 102.83 191.31 潜在株式調整後

1株当たり当期純利益金額

(円) - - -

自己資本比率 (%) 98.99 43.17 43.60 自己資本利益率 (%) 0.29 10.99 17.70

株価収益率 (倍) - - -

配当性向 (%) - - -

従業員数

(人)

1 14 19

(外、平均臨時雇用者数) (-) (2) (4)

(注)1.当社は2015年1月9日設立のため、第1期は同日から2015年3月31日までの2ヶ月と23日となっておりま す。

2.営業収益には、消費税等は含まれておりません。

3.当社は、2017年7月25日付で普通株式1株につき5株の株式分割を行っており、発行済株式総数は 5,022,525株となっております。

4.1株当たり配当額及び配当性向については、配当を実施していないため、記載しておりません。

5.第1期及び第2期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため、ま た、第3期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、新株予約権の残高はありますが、当社 株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。

6.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。

7.従業員数は就業人員(当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む。)であり、平均臨 時雇用者数(人材会社からの派遣社員、パートタイマー等を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記 載しております。

8.第2期及び第3期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38 年大蔵省令第59号)に基づき作成しており、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第204条第6 項の規定に基づき、新日本有限責任監査法人の監査を受けております。

なお、第1期については、「会社計算規則」(平成18年法務省令第13号)の規定に基づき算出した各数値を 記載しております。また、当該各数値については、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第204 条第6項の規定に基づく新日本有限責任監査法人の監査を受けておりません。

9.2017年6月30日開催の取締役会決議により、2017年7月25日付で普通株式1株につき5株の株式分割を行っ ておりますが、第2期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期 純利益金額を算定しております。

(7)

10.当社は、2017年7月25日付で普通株式1株につき5株の株式分割を行っております。

そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申 請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133 号)に基づき、第1期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定した場合の1株当たり指標の推移を 参考までに掲げると、以下のとおりとなります。

なお、第1期の数値(1株当たり配当額についてはすべての数値)については、新日本有限責任監査法人の 監査を受けておりません。

回次 第1期 第2期 第3期

決算年月 2015年3月 2016年3月 2017年3月 1株当たり純資産額 (円) 873.48 985.38 1,176.70 1株当たり当期純利益金額 (円) 2.71 102.83 191.31 潜在株式調整後

1株当たり当期純利益金額

(円) - - -

1株当たり配当額

(うち1株当たり中間配当額) (円)

- (-)

- (-)

- (-)  

(8)

(参考)

当社はグループの経営戦略策定、資金繰り等の経営管理を主たる業務とする純粋持株会社であり2015年1 月に㈱日貿の単独株式移転により設立されました。それまでは主たる子会社である同社が事業の中核を担っ ていたため、参考情報として同社の主要な経営指標等の推移を記載しております。同社は当社グループの中 古自動車の仕入事業及び輸出販売事業を担っております。

 

㈱日貿

(主要な経営指標等の推移)

回次 第25期 第26期 第27期 第28期 第29期

決算年月 2013年3月 2014年3月 2015年3月 2016年3月 2017年3月 売上高 (千円) 9,962,454 16,239,446 23,136,777 20,566,915 17,333,869 経常利益 (千円) 259,020 803,434 1,241,819 239,221 471,104 当期純利益 (千円) 123,961 388,029 602,168 193,016 257,801 資本金 (千円) 10,000 10,000 10,000 10,000 10,000 発行済株式総数 (株) 60 60 657,292 657,292 657,292 純資産額 (千円) 942,338 1,330,368 819,649 791,899 1,049,701 総資産額 (千円) 6,901,520 8,661,165 10,100,100 9,263,219 8,909,353 1株当たり純資産額 (円) 15,705,646.22 22,172,808.35 1,247.01 1,204.79 1,597.01 1株当たり配当額

(うち1株当たり中間配当額) (円)

- (-)

- (-)

1,709.63 (-)

335.87 (-)

- (-) 1株当たり当期純利益金額 (円) 2,066,032.78 6,467,162.13 965.23 293.65 392.22 潜在株式調整後1株当たり当

期純利益金額

(円) - - - - -

自己資本比率 (%) 13.65 15.36 8.12 8.55 11.78

自己資本利益率 (%) 14.08 34.15 56.02 23.95 28.00

株価収益率 (倍) - - - - -

配当性向 (%) - - 97.32 114.38 -

従業員数

(外、平均臨時雇用者数)

(人)

51 (-)

57 (-)

60 (6)

57 (7)

60 (4)

(注)1.売上高には消費税等は含まれておりません。

2.第25期、第26期及び第29期の1株当たり配当額及び配当性向については、配当を実施していないため、記載 しておりません。

3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。 4.株価収益率については、㈱日貿の株式は非上場であるため、記載しておりません。

5.従業員数は就業人員(㈱日貿からの出向者を除き、㈱日貿への出向者を含む。)であり、平均臨時雇用者数

(人材会社からの派遣社員、パートタイマー等を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しており ます。

6.第27期の配当性向については、第27期における株式分割及び株式交換による発行済株式総数の増加によ り、1株当たり配当額を1株当たり当期純利益金額(期中平均株式数の算定において、株式分割及び株式交 換が期首に行われたと仮定しない方法による)で除して算出しております。

7.なお、上記の数値については、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第204条第6項の規定に基 づく新日本有限責任監査法人の監査を受けておりません。

 

(9)

2【沿革】

当社グループは、1988年4月に、当社代表取締役社長山中信哉が三重県度会郡小俣町(現 三重県伊勢市)にお いて、水産食品の輸出入事業を目的として㈱日貿・ジャパントレーディング(現 ㈱日貿)を設立したことから始 まりました。また、同時期に、自動車組立産業の保護から市場開放へと政策を変更していたニュージーランドに着 目し、1989年5月より日本の中古自動車を輸出するビジネスを本格的に稼働させました。

イギリス連邦加盟国のニュージーランドは、左車線・右ハンドルのため日本車との親和性も高く、当社グループ の取扱台数は増加してまいりました。同時に、顧客のニーズを元として、船積前検査、非船舶運航事業、債権回収 補助業務等、中古自動車輸出に係る関連サービスを手掛けることで、事業領域も拡大させてきております。また、 ニュージーランドでは、事業ごとに会社を設立するという商慣習が存在するため、当社グループも事業ごとに会社 を設立して事業領域の拡大を図ってまいりました。

事業が多角化する中、当社グループの持続的な成長を推進していくためには、事業環境の変化に合わせた意思決 定の迅速化、重複する経営機能の効率化及びさらなる企業統治の強化が必要と考え、各事業をグループとして一体 化し、経営資源を適切に配分できる体制を構築することが望ましいと判断しました。そのため、2015年1月に㈱日 貿の単独株式移転により純粋持株会社である当社を設立しました。

当社グループの事業は貿易、物流、サービス、検査の4つのセグメントからなり、2015年3月期におけるサービ スセグメントでの企業再編、2016年3月期における物流セグメントでの企業再編のように、必要な企業再編をセグ メントごとに実施して参りました。

従って、当社グループの沿革を次のとおりセグメントごとに記載いたします。(詳細については、事業の変遷図 をご参照ください)。

 

(1)当社

年 月 概要

2015年1月 株式会社日貿の単独株式移転により当社設立

2015年2月 ニュージーランドにおけるサービス事業の子会社管理を行う会社としてUniversal Finance Company Limitedを設立

2016年2月 物流事業を行う子会社に対する管理統括会社としてコンパス・ロジスティクス株式会社を設立  

(2)貿易

年 月 概要

1988年4月 株式会社日貿・ジャパントレーディング(現 株式会社日貿)を設立し、水産食品の輸出入事 業を開始

1989年5月 株式会社日貿・ジャパントレーディングがニュージーランド向けの中古自動車輸出事業を本格 開始

2002年6月 株式会社日貿・ジャパントレーディングから株式会社日貿へ商号変更 2015年1月 株式移転により株式会社日貿が当社の100%子会社となる

 

(10)

(3)物流

年 月 概要

1998年1月 愛知県名古屋市に海外向けに輸出する中古自動車の検査検疫前に清掃・整備を行う会社として ポートサービス株式会社を設立

2010年7月 愛知県名古屋市に陸送手配、輸出手続全般のサポートを行う会社として東海ロジスティクス株 式会社を設立

2011年11月 神奈川県川崎市に海上及び陸上運送の取扱並びにその代理業を行う会社として大和シッピング 株式会社を設立

2016年3月 ポートサービス株式会社、大和シッピング株式会社、東海ロジスティクス株式会社の100%株式 及び中古自動車の非船舶運航事業(NVOCC(注))を行う会社としてDolphin Shipping Agencies Limited、Dolphin Shipping Australia Pty Ltdの100%株式を取得

(注)NVOCC(Non-Vessel Operating Common Carrier): 船舶を所有せず、船舶の積載スペース(船腹)を借りて顧 客の貨物を輸送し付帯サービスの提供を行う事業者であります。

 

(4)サービス

年 月 概要

2015年3月 株式会社日貿の債権回収補助を行う会社としてAuto Advance Finance Limited 、ニュージーラ ンドでの輸入自動車の卸売を行う会社としてTrade Cars Limited 、同国のエンドユーザー向け 自動車ローンを行う会社としてAuto Finance Direct Limited、同国で自動車メーカーMahindra

& Mahindra Limitedの新車及びトラクター販売を行う会社としてMD Distributors Limitedの株 式を100%取得、同国における輸入中古自動車の車検向け整備等を行う会社としてFasttrack Automotive Compliance 2006 Limitedの株式を50%取得

2016年2月 レンタカー事業を行う会社としてUniversal Rental Cars Limitedを設立

2016年3月 Fasttrack Automotive Compliance 2006 Limitedの株式を50%追加取得し100%子会社化 Universal Rental Cars Limitedがレンタカー事業を開始

 

(5)検査

年 月 概要

2001年9月 中古自動車の船積前検査を行う会社として株式会社日本輸出自動車検査センターを設立 2003年2月 株式会社日本輸出自動車検査センターが本店を愛知県名古屋市から神奈川県横浜市に移転 2012年10月 JEVIC UK Limitedの株式を100%取得

2013年2月 Vehicle Inspection New Zealand Limited(ニュージーランド証券取引所上場)の株式をTO Bにより100%取得

 

(11)

[事業の変遷図]

当社グループの事業の変遷を図示いたしますと、次のとおりであります。

(注) 非連結子会社3社(Nichibo Australia PTY LTD、PT Oto Bid Indonesia、Nichibo Asia Sdn Bhd)について は記載を省略しております。なお、Nichibo Asia Sdn Bhdについては、現在、清算手続中であります。  

(12)

(注1) 上記のほか、非連結子会社1社(Universal Tyres Limited)があります

(注2) 2社は、2015年3月に株式の50%、2016年3月に株式の残り50%が取得されました。

(注3) 当会社は、2016年4月、Fasttrack Automotive Compliance 2006 Limitedに吸収合併されました。

(注4) 当会社は、2015年3月、Auto Finance Direct Limitedに吸収合併されました。

(注5) 当会社は、2013年9月、MD Distributors Limitedに商号変更しました。  

(13)

(注) 上記のほか、非連結子会社2社(JEVIC Singapore Pte Ltd.、JEVIC SA Limited)があります。なお、JEVIC SA Limitedについては、現在、清算手続中であります。

 

(14)

3【事業の内容】

当社は、持株会社として当社の子会社の経営管理に関する業務及びそれに附帯する一切の業務を行っております。 当社グループの具体的な事業の流れは以下のとおりとなります。なお、当社のセグメントは貿易、物流、サービ ス、検査からなり、セグメントごとの事業概要は後述のとおりとなります。

当社グループは、当社、子会社26社及び関連会社1社により構成されております。主要な事業として、中古自動車輸 出業を営んでおりますが、特にニュージーランドに関しては、中古自動車輸出に係る仕入、検査、輸送、販売、メンテ ナンスなどの各種サービスをグループで一貫して提供しております。

具体的には、株式会社ユー・エス・エス(本社:愛知県東海市、代表取締役社長:安藤之弘)など日本のオートオー クション事業者からの中古自動車仕入、輸出に係る清掃・整備・検査・検疫、海上輸送に係る非船舶運航業務及び輸入 車検、自動車ローン、メンテナンス等のアフターサービス、レンタカーなどのエンドユーザー向けサービス等、当社の 各子会社の機能及びパートナー企業を活用することによって、一貫したバリューチェーンを構築しております。

なお、ニュージーランドにおける自動車市場を取り巻く環境につきましては次のとおりです。同国は自動車純輸入国 であり、輸入自動車に対する関税がありません。同国は2016年末時点において、人口千人当たりの自動車保有数が657 台(New Zealand Ministry of Transport「Transport Outlook Current Status 2016」)と同時点における日本の479 台(自動車検査登録情報協会ホームページ「自動車保有台数の推移」、総務省統計局ームページ「年齢、男女別人口

(平成29年1月概算値)」を用いて算出)を上回っております。同国の中古自動車輸入台数は161,350台(New Zealand Customs service「Motor Vehicle Statistics For the month of December 2016」)、日本からの中古自動車輸入台数 は151,206台(同上)となっており、日本からの中古自動車輸入台数の割合が高くなっております。また、ニュージー ランドは、新車と中古自動車の合計での輸入台数は306,904台(同上)であり、中古自動車の占める割合が高くなって おります。

当社グループのニュージーランド向け自動車輸出に係るサービスを図によって示すと次のとおりであります。  

[バリューチェーン図]  

 

(15)

当社グループのセグメントごとの事業概要は、次のとおりであります。

なお、以下に示すセグメント区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」 に掲げるセグメント区分と同一であります。

(1)貿易

当社グループにおいて、中古自動車の仕入れ及び販売を行っております。

貿易事業の中核を担う㈱日貿が日本においてオートオークション事業者より中古自動車を仕入れ、顧客である海外 の現地ディーラーへ販売しております。㈱日貿の販売形態は、主として、営業担当者が中古自動車の仕入れにかかる 専門知識に基づき個別車両の商品性の判断をして仕入れを行い、顧客の嗜好にあったコンサルティング営業を行って おります。顧客ニーズに合致した仕入れを行ことで、在庫リスクの低減を図っております。

販売台数は、次のとおりであります。

  2013年3月期 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 販売台数(台) 17,959 29,331 40,934 43,370 41,645  

(2)物流

当社グループにおいて、中古自動車の輸出に付随する物流業務を行っております。

物流事業の中核を担うDolphin Shipping Australia Pty Ltdにおいて、非船舶運航事業(NVOCC(注))を営 んでおり、主に㈱日貿の販売用中古自動車を輸送しております。また、輸出事務手続全般のサポート、清掃・整備業 務等、付随するサービスを子会社で営んでおります。グループ内で物流事業をワンストップで担うことによって、顧 客(現地ディーラー)の手間を省くと同時に、営業コスト等を削減しております。また、毎年一定数の自動車を輸送 しており、船荷スペースの仕入先である海運会社に対し交渉力を有しております。

(注)NVOCC(Non-Vessel Operating Common Carrier): 船舶を所有せず、船舶の積載スペース(船腹)を借り て顧客の貨物を輸送し付帯サービスの提供を行う事業者であります。

[物流事業に係る主な関係会社]

コンパス・ロジスティクス㈱、Dolphin Shipping Australia Pty Ltd、Dolphin Shipping Agencies Limited、ポ ートサービス㈱、大和シッピング㈱、東海ロジスティクス㈱

Dolphin Shipping Australia Pty Ltdの輸送台数、次のとおりであります。

なお、Dolphin Shipping Australia Pty Ltdのニュージーランド支店は2016年7月にNCC Car Carriers Limitedの 事業を引継いでいるためNCC Car Carriers Limitedの輸送台数を合算して記載しております。

  2016年3月期 2017年3月期 輸送台数(台) 41,227 38,001  

(3)サービス

当社グループにおいて、ニュージーランドのディーラーなど事業者向け及び一般消費者向け事業を行っておりま す。

中古自動車輸出に付随するサービスとして、Auto Advance Finance Limitedが㈱日貿の顧客であるディーラーに対 する債権回収補助業務を行い、貿易事業等を通じて構築したディーラーへのアクセス網を活かして、Auto Finance Direct Limitedがニュージーランドの一般消費者向け自動車ローン事業を行っております。その他、Universal Rental Cars Limitedでレンタカー事業を行っているほか、新車の乗用車販売、自動車関連商品販売等、主に一般消 費者向けのサービスや輸入車検用整備、新車及び中古自動車の卸売販売など法人向けのサービスを子会社で営んでお ります。

[サービス事業に係る主な関係会社]

Universal Finance Company Limited、Auto Advance Finance Limited、Auto Finance Direct Limited、 Fasttrack Automotive Compliance 2006 Limited、Trade Cars Limited、MD Distributors Limited、Universal Property Limited、Universal Rental Cars Limited、Budget Car Auctions 2013 Limited

 

(16)

(4)検査

当社グループにおいて、中古自動車の輸出に必要な検査業務を行っていると同時に、当社グループ外の顧客からも 受託しております。ニュージーランドをはじめ12カ国へサービスを提供しております。

㈱日本輸出自動車検査センターが日本から中古自動車の輸出をする際の船積前検査業務(道路走行の安全性等の検 査と土壌、動植物、昆虫等が車体に付着していないか等を検査する検疫)を行っております。主要港湾(横浜、名古 屋、大阪、神戸及び門司)において、2次輸送が発生しない港頭地区に検査施設を有しております。なお、同社は検 査能力の国際標準規格のひとつであるISO/IEC17020認証を受けております。また、路上適格性検査を行うために必要 な整備士資格3級以上を有する正社員が35名(2017年9月30日現在)、ニュージーランド運輸庁(NZTA:New Zealand Transport Agency)が定めた資格を取得している正社員が37名(2017年9月30日現在)在籍しております。 また、Vehicle Inspection New Zealand Limitedがニュージーランドにおける輸入車両検査業務及び国内車検業務を 行っております。車両検査に必要である同庁に登録している車両検査員(Vehicle Inspectors)が臨時雇用者数22名 を含む107名(2017年9月30日現在)在籍しております。

㈱日本輸出自動車検査センターはニュージーランド第一次産業省(Ministry for Primary Industries(MPI))認 定機関、Vehicle Inspection New Zealand Limitedはニュージーランド運輸庁(NZTA:New Zealand Transport Agency)認定機関となっております。

[検査事業に係る主な関係会社]

㈱日本輸出自動車検査センター、Inspicere Limited、JEVIC UK Limited、Vehicle Inspection New Zealand Limited、JEVIC NZ Limited

 

(17)

[事業系統図]

当社及びその主な子会社を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

(注)1.輸入国が定める輸入車両に関する規則に基づく検査を行う認証検査事業者であります。

2.NVOCC(Non-Vessel Operating Common Carrier): 船舶を所有せず、船舶の積載スペース(船腹)を借りて顧 客の貨物を輸送し付帯サービスの提供を行う事業者であります。

3.ポートサービス㈱については中古自動車の整備・清掃事業、大和シッピング㈱については海上及び陸上運送の取 扱等事業、並びに東海ロジスティクス㈱については輸出手配等事業を行っております。

(18)

4【関係会社の状況】

名称 住所 資本金

主要な事業の 内容

議決権の所 有割合又は 被所有割合 (%)

関係内容

(連結子会社)      

㈱日貿

(注)2.4

三重県伊勢市

千円 10,000

貿易 100

当社グループの中古自動車 の仕入事業及び輸出販売事 業を担う。

役員の兼任あり。 資金の援助あり。 設備の賃貸あり。

コンパス・ロジスティク ス㈱

(注)2

川崎市川崎区

千円 343,398

物流 100

当社グループの物流セグメ ントにおける子会社の統括 を担う。

役員の兼任あり。 資金の援助あり。

ポートサービス㈱ 名古屋市港区

千円 3,000

物流

100 (100)

当社グループの中古自動車 の整備・清掃事業を担う。

大和シッピング㈱

(注)2

川崎市川崎区

千円 38,000

物流

100 (100)

当社グループの海上及び陸 上運送の取扱等事業を担 う。

東海ロジスティクス㈱ 名古屋市港区

千円 9,000

物流

100 (100)

当社グループの輸出手配等 事業を担う。

Dolphin Shipping Agencies Limited

ニュージーランド オークランド市

NZD 1,000

物流

100 (100)

当社グループの非船舶運航 事業を担う。

役員の兼任あり。

Dolphin Shipping Australia Pty Ltd

(注)4

オーストラリア ニュー・サウス・ ウェールズ州

AUD 1

物流

100 (100)

当社グループの非船舶運航 事業を担う。

役員の兼任あり。 資金の援助あり。

Universal Finance Company Limited

(注)2

ニュージーランド オークランド市

NZD 37,140,829

サービス 100

当社グループのサービスセ グメントにおける子会社統 括を担う。

役員の兼任あり。 Auto Advance Finance

Limited

(注)2

ニュージーランド オークランド市

NZD 255,167

サービス

100 (100)

当社グループの債権回収補 助業務を担う。

役員の兼任あり。

Auto Finance Direct Limited

(注)2

ニュージーランド オークランド市

NZD 9,494,233

サービス

100 (100)

当社グループの自動車ロー ン業務を担う。

役員の兼任あり。 資金の援助あり。 Fasttrack Automotive

Compliance 2006 Limited

ニュージーランド オークランド市

NZD 1,000

サービス

100 (100)

当社グループの輸入車検用 整備等を担う。

役員の兼任あり。  

(19)

 

名称 住所 資本金

主要な事業 の内容

議決権の所 有割合又は 被所有割合 (%)

関係内容

Trade Cars Limited

ニュージーランド オークランド市

NZD 100

  サービス  

100 (100)

当社グループの中古自動車 販売事業を担う。

役員の兼任あり。 資金の援助あり。 MD Distributors

Limited

(注)2

ニュージーランド オークランド市

NZD 1,665,100

サービス

100 (100)

当社グループの輸入自動車 販売事業を担う。

役員の兼任あり。

Universal Property Limited

ニュージーランド オークランド市

NZD 1,200

サービス

100 (100)

当社グループのサービスセ グメントにおける資産管理 事業を担う。

役員の兼任あり。 資金の援助あり。 Universal Rental Cars

Limited

(注)2

ニュージーランド オークランド市

NZD 800,000

サービス

100 (100)

当社グループのレンタカー 事業を担う。

役員の兼任あり。 資金の援助あり。

㈱日本輸出自動車検査セ ンター

(注)2

横浜市鶴見区

千円 10,000

検査 100

当社グループの検査セグメ ントにおける子会社統括を 担う。

当社グループの中古自動車 船積前検査事業を担う。 役員の兼任あり。 資金の受入あり。

Inspicere Limited

(注)2

ニュージーランド オークランド市

NZD 7,546,068

検査

100 (100)

当社グループの検査セグメ ントにおけるニュージーラ ンドの子会社統括を担う。 役員の兼任あり。

資金の受入あり。

JEVIC UK Limited

イギリス

ウェスト・サセッ クス州

GBP 1

検査

100 (100)

当社グループの中古自動車 船積前検査事業を担う。 役員の兼任あり。 Vehicle Inspection New

Zealand Limited

(注)2

ニュージーランド オークランド市

NZD 2,464,375

検査

100 (100)

当社グループの中古自動車 輸入検査事業を担う。 役員の兼任あり。

JEVIC NZ Limited

(注)2

ニュージーランド オークランド市

NZD 6,313,215

検査

100 (100)

㈱日本輸出自動車検査セン ターの債権回収業務等を担 う。

役員の兼任あり。

(持分法適用関連会社)      

Budget Car Auctions 2013 Limited

ニュージーランド オークランド市

NZD 540,000

サービス

30 (30)

当社グループ等の中古自動 車販売事業を担う。 役員の兼任あり。

(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

(20)

 

主要な損益情報等 売上高

(千円)

経常利益

(千円)

当期純利益

(千円)

純資産額

(千円)

総資産額

(千円)

㈱日貿 17,333,869 471,104 257,801 1,049,701 8,909,353

Dolphin Shipping Australia Pty Ltd

3,024,996 528,596 375,577 395,731 857,261

5.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。  

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

2017年10月31日現在  

セグメントの名称 従業員数(人)

貿易 62 (5)

物流 16 (22)

サービス 91 (13)

検査 246 (35)

全社(共通) 22 (3)

合計 437 (78)

(注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出 向者を含む。)であり、平均臨時雇用者数(人材会社からの派遣社員、パートタイマー等を含む。)は、最 近1年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.全社(共通)として記載されている従業員数は、純粋持株会社である当社に所属しているものであります。 3.従業員数が最近1年間において、39名増加したのは、主に事業規模の拡大に伴う人員の採用によるものであ

ります。  

(2)提出会社の状況

2017年10月31日現在  

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)

22(3) 41.9 1.2 8,787,040

(注)1.従業員数は就業人員(当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む。)であり、平均臨 時雇用者数(人材会社からの派遣社員、パートタイマー等を含む。)は、最近1年間の平均人員を( )外 数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.当社は㈱日貿の単独株式移転により2015年1月に設立されたため、平均勤続年数は、設立日以降の状況を記 載しております。

4.当社は純粋持株会社であるため、セグメント別の従業員数は記載しておりません。

5.従業員数が最近1年間において、3名増加したのは、主に事業規模の拡大に伴う人員の採用によるものであ ります。

 

(3)労働組合の状況

当社グループの労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。  

(21)

第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

第3期連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)

当連結会計年度における世界経済は、先進国経済の着実な成長及び新興国経済の回復が見られる状況となってお ります。

ニュージーランド経済は、乳製品価格の持ち直しやニュージーランド準備銀行が2016年11月に実施した政策金利 の過去最低水準である1.75%への引き下げが経済の下支えとなり、自然増とアジアを中心とする移民の流入超によ る人口増、外国人観光客の増加等の要因により民間消費や住宅投資などの内需が堅調に推移いたしました。

このような経済状況のもとで、期中平均為替相場は円高(ニュージーランドドル安)の傾向にあり、当社グルー プにとって売上高の下落要因となりました。

当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)における中核事業子会社である㈱日貿において、低価 格帯の商品取扱比率の上昇及び為替の影響等により、1台当たりの販売単価は前年同期比で下落いたしました。ま た、同社において中古自動車販売の成約台数は43,129台と前年同期比2.5%増加したものの、船積みのタイミング により船積前の在庫台数が前年同期比で1,755台増加し、当連結会計年度の中古自動車販売台数は41,645台と前年 同 期 比 4 .0% 減 と なり ま し た 。 そ の影 響 によ り 、 物 流 セ グ メ ン トの中 核 事 業子 会 社 Dol phin Sh ippi ng A ustr ali a Pty Ltdの輸送台数が、ニュージーランド向け輸送台数が減少したことを主因として、38,001台となり前年同期比 7.8%減少しております。

また、前連結会計年度に為替差損10億26百万円を計上しておりましたが、当連結会計年度においては、期中平均 為替相場が円高(ニュージーランドドル安)に変動したものの、海外子会社が保有する外貨建資産から為替差益が 発生したことや為替予約の効果等により為替差益4億35百万円を計上し、経常利益が増加しました。

このような状況のもとで、当連結会計年度の業績は、売上高270億92百万円(前年同期比10.9%減)、営業利益15 億76百万円(同34.9%減)、経常利益は19億44百万円(同35.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益13億67百万円 (同48.4%増)となりました。

セグメント別の業績は、次のとおりであります。  

①貿易

前述のとおり、為替相場が円高(ニュージーランドドル安)傾向にあったことや販売台数の減少、販売単価の下 落等の要因により、売上高は158億35百万円(前年同期比18.4%減)、販売台数の減少によるマージン額の減少等の 要因によりセグメント利益は3億79百万円(同58.1%減)となりました。

②物流

前述のとおり、売上高の大部分を占めるニュージーランド向けの輸送台数が減少し、為替相場が円高(ニュージ ーランドドル安)傾向にあったこと等により売上高が減少しました。その一方、仕入先との交渉及び新規仕入先の 開拓により、販売手数料及び輸送原価の削減を行っております。

この結果、売上高は42億76百万円(同7.5%減)、セグメント利益は7億92百万円(同5.3%増)となりました。

③サービス

ニュージーランドにおける旺盛な中古自動車への需要を背景に、「SmartBuy」(注)の販売が好調でありました。 その一方、新規事業のレンタカー事業は投資段階にあり、新車販売事業は苦戦しております。

この結果、売上高は36億98百万円(同20.4%増)、セグメント損失は62百万円(前年同期はセグメント利益2億86 百万円)となりました。

④検査

ニュージーランドにおける景況感や自動車販売市場の動き等を背景にバイオ検査(検疫)件数は108,426件と前 年同期比9.4%増と底堅く推移いたしました。しかし、為替相場が円高(ニュージーランドドル安)傾向にあった ため売上高は減少しました。

この結果、売上高は32億81百万円(同1.1%減)、セグメント利益は6億26百万円(同3.8%減)となりました。 (注)「SmartBuy」:現地法人が㈱日貿から中古自動車を仕入れ、船舶輸送、輸入手続、コンプライアンスセンター

(認証検査事業者 )への配送、ニュージーランドにおける輸入車 検等を組み合わせてパッケージとして 販売す る形態

 

(22)

第4期第2四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)

当第2四半期連結累計期間における世界経済は、金融資本市場の動向などの不確実性、北朝鮮や中東地域におけ る地政学リスクの高まりなどの懸念は残るものの、景況感の高まりと共に、投資、貿易及び工業生産に著しい改善 がみられ、緩やかな回復基調で推移いたしました。

ニュージーランド経済は、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)による緩和的な金融政策が維持されるなか、雇 用の拡大、移民の流入増加が内需を下支えし、2017年4-6月期の実質GDP成長率は前年同期比+2.5%(1-3月期と 同水準)となり、緩やかな拡大基調にあります。

経済規模が世界最大のアメリカ経済は、雇用所得環境の改善による好調な個人消費を背景に、経済の状況は総じ て底堅く推移いたしました。

中国経済は、過剰な不動産開発、設備投資、債務の調整などに伴う成長鈍化が懸念されるものの、雇用所得環境 の改善による好調な個人消費を背景に安定的に成長しており、経済依存度の高いニュージーランド、新興国及び資 源国の経済にも好影響を与えております。

当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)における中核事業子会社である㈱日貿において、低価 格帯の商品取扱比率の低下、為替の影響等により、1台当たりの販売単価は前年同期比で上昇いたしました。しか しながら、当第2四半期連結累計期間の中古自動車販売台数は18,186台と前年同期比5.6%減となりました。その 影響により、物流セグメントの中核事業子会社Dolphin Shipping Australia Pty Ltdの輸送台数が、ニュージーラ ンド向け輸送台数が減少したことを主因として、18,375台となり前年同期比1.0%減少しております。

また、当第2四半期連結累計期間においては、期中平均為替相場が円高(ニュージーランドドル安)に変動した ものの、海外子会社が保有する外貨建資産から為替差益が発生したことや為替予約の効果等により為替差益1億45 百万円を計上いたしました。

こ の よ う な 状 況 の も と で 、 当 第 2 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 、 売 上 高 1 2 8 億 97 百 万 円 、 営 業 利 益 8 億 8 百 万 円、経常利益9億71百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益6億33百万円となりました。

セグメント別の業績は、次のとおりであります。  

①貿易

前述のとおり 、㈱日貿において販売単価が上昇したものの販売台数が減少いたしました。また、仕入単価も上 昇いたしました。

この結果、売上高は70億15百万円、セグメント利益は59百万円となりました。

②物流

前述のとおり 、売上高の大部分を占めるニュージーランド向けの輸送台数が減少し、為替相場 が円高(ニュー ジーランドドル安)傾向にあったこと等により売上高が減少しました 。その 一方、仕入先との交渉及び新規仕入 先の開拓により、輸送原価の削減を行っております。

この結果、売上高は20億57百万円、セグメント利益は3億76百万円となりました。

③サービス

ニュージーランドにおける旺盛な中古自動車への 需要を背景に、「 SmartBuy」の販売が好調でありました。そ の一方、新規事業のレンタカー事業は投資段階にあり、新車販売事業は縮小しております。

この結果、売上高は21億79百万円、セグメント利益は45百万円となりました。

④検査

ニュージーランドにおける景況感、自動車販売市場 の動き等を背景にバイオ検査(検疫)件数は55,066件と前 年同期比7.7%増と底堅く推移いたしました。また、㈱日本輸出自動車検査センターにおける検査台数も堅調に推 移し、売上高が増加しました。

この結果、売上高は16億45百万円、セグメント利益は3億42百万円となりました。  

(23)

(2)キャッシュ・フロー

第3期連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ2億27 百万円増加し、44億63百万円(前年同期比5.4%増)となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において営業活動の結果増加した資金は3億36百万円(前年同期は14億3百万円の増加)とな りました。これは主に税金等調整前当期純利益19億38百万円、減価償却費1億90百万円等の増加要因と、売上 債権の増加6億88百万円、㈱日貿での中古自動車の在庫の増加等によるたな卸資産の増加4億6百万円、法人 税等の支払額3億95百万円及び為替差益3億80百万円等の減少要因によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において投資活動の結果減少した資金は、2億17百万円(前年同期は1億87百万円の増加)と なりました。これは主に㈱日貿の土地建物等を売却したことによる有形固定資産の売却による収入2億4百万 円、子会社の清算による収入1億19百万円等の増加要因と、ニュージーランドの車両整備場の土地建物等を取 得したことによる有形固定資産の取得による支出4億72百万円等の減少要因によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において財務活動の結果増加した資金は1億71百万円(前年同期は4億11百万円の増加)とな りました。これは主に長期借入れによる収入6億42百万円等の増加要因と長期借入金の返済による支出4億80 百万円等の減少要因によるものであります。

 

第4期第2四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と 比べ1億70百万円減少し、42億92百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果増加した資金は7億86百万円となりました。これは主に 税金等調整前四半期純利益9億80百万円、減価償却費1億11百万円、その他の流動資産の減少3億35百万円等 の増加要因と、法人税等の支払額4億47百万円、在庫台数の増加と仕入単価の上昇等によるたな卸資産の増加 額1億15百万円、為替差益1億9百万円等の減少要因によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果減少した資金は、5億11百万円となりました。これは主 にニュージーランドにおける車両保管用ヤードの土地建物、レンタカー事業において車両を取得したこと等に よる有形固定資産の取得による支出2億89百万円及び定期預金の純増加額2億16百万円等の減少要因によるも のであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果減少した資金は5億60百万円となりました。これは主に 長期借入れによる収入1億73百万円等の増加要因と長期借入金の返済による支出7億6百万円等の減少要因に よるものであります。

 

(24)

2【生産、受注及び販売の状況】

(1)生産実績

当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。  

(2)商品仕入実績

第3期連結会計年度及び第4期第2四半期連結累計期間の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおり であります。

  セグメントの名称

第3期連結会計年度

(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)

第4期第2四半期連結累計期間

(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)

  金額(千円)

前年同期比

(%)

金額(千円)

貿易 15,301,143 91.8 6,935,562

サービス 388,103 138.6 143,578

合計 15,689,247 92.6 7,079,141

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

3.物流セグメント及び検査セグメントにおいては商品仕入活動を行っておりませんので、該当事項はありませ ん。

  (3)受注状況

役務または商品等の受注から完了または納品等までの所要時間が短いため、常に受注残高は僅少であり、期中の 受注高と販売実績とがほぼ同額であるため、記載を省略しております。

 

(4)販売実績

第3期連結会計年度及び第4期第2四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであ ります。

 

セグメントの名称

第3期連結会計年度

(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)

第4期第2四半期連結累計期間

(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日) 金額(千円) 前年同期比(%) 金額(千円)

貿易 15,835,668 81.6 7,015,447

物流 4,276,662 92.5 2,057,454

サービス 3,698,712 120.4 2,179,112

検査 3,281,462 98.9 1,645,955

合計 27,092,505 89.1 12,897,969

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.最近2連結会計年度及び第4期第2四半期連結累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販 売実績に対する割合は次のとおりであります。

相手先

第2期連結会計年度

(自  2015年4月1日 至  2016年3月31日)

第3期連結会計年度

(自  2016年4月1日 至  2017年3月31日)

第4期第2四半期連結累計期間

(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日) 金額

(千円)

割合

(%)

金額

(千円)

割合

(%)

金額

(千円)

割合

(%) 2 CHEAP CARS

LIMITED

3,380,704 11.1 2,959,494 10.9 ― ― 3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

4.第4期第2四半期連結累計期間の2 CHEAP CARS LIMITEDに対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に 対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。

 

(25)

3【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)今後の経営環境の変化

当社グループは、北朝鮮問題等の地政学リスクの高まり及び中華人民共和国の債務増加が国際金融市場に及 ぼす影響について注意を払う必要があるものの、世界経済は、当面、安定的な経済成長が続くものと判断して おります。このような状況のなか、ニュージーランド経済は、輸出と内需が成長をけん引し、実質国内総生産 (GDP)は堅調に推移するものと判断しております。

 

(2)会社の経営の基本方針

当社グループの目指す姿として「経営理念」、「グループビジョン」及び「行動指針」を以下のとおり定 め、当社グループは、世界の多くの人々が自由、利便性、快適性を幅広く享受できるよう、お役に立ちたいと 考えております。

<経営理念>

正しく公平な経営により、最善の貢献を図る(※)

<グループビジョン>

楽しく安全な移動手段と、一人一人に最適なサービスを提供する事業を究める 新しい価値や革新的なサービスを創り出し、未来に向かって事業を拓く

すべてのステークホルダーと自然との共栄を図り、世界人としてグローバル社会の発展に貢献する

<行動指針>

情熱 仕事を楽しみ、情熱をもって事業を究める

挑戦 既成概念にとらわれず、常に挑戦する

不撓不屈 絶対に諦めず、信念を持って前進し続ける

プロフェッショナリズム プロフェッショナルとしての誇りと責任を持ってサービスを提供する ティームワーク ティームのすべてのメンバーを尊重し、思いやりを持って行動する 献身と調和 正しく献身的に仕事をし、社会と調和を図る

社会への責任 一人一人が会社を担う一員である自覚を持ち、社会に対する責任を果たす  

※「OPTIMUSに込めた想い」

オプティマス(Optimus)は、ラテン語で最善、最適を意味します。当社グループがお客様にご提供する 商品、サービスについて、また当社グループが事業に取り組む姿勢について、最善、最適を究めていきた いとの想いから「Optimus」を社名に用いております。

 

(3)会社の対処すべき課題

当社グループは、継続的な成長と収益力の向上のために、以下の項目を会社の対処すべき課題として認識 し、取り組んでまいります。

①ニュージーランドでの既存事業の強化及び新規事業の創出

当社グループは、ニュージーランド向け中古自動車輸出を主要な事業とし、ニュージーランドへの売上に極 めて大きく依存しております。

同国向けの中古自動車販売については、移民など人口増加のスピード及び同国におけるマーケットシェア等 に鑑み、成長は一定程度に留まると予測しており、同国における事業規模の拡大と収益の多様化を進めること が重要な経営課題と認識しております。

そのために、バリューチェーンの延伸、具体的には、有力ディーラーとの提携関係の強化により、保険やワ ランティなどの最終消費者向けビジネスへの足掛かりの構築、保守サービス、レンタカー等の各業務における 付加価値の連鎖などにより、事業基盤の安定化と拡大に注力するとともに、パーツ、タイヤ及びオイル等のア フターマーケットビジネスへの進出を目的とした既存事業者の買収等による事業の拡大に注力してまいりま す。また、EV(電気自動車)の販売拡大やウェブサイトを介したビジネス等への進出に注力してまいりま す。

②新たな地域への進出

(26)

③人材の確保と育成

当社グループは、既存事業の強化及び新規事業の創出に向けた中長期的な経営戦略の遂行に際し、変化に対 応し社会的な価値を創出することが重要な経営課題の一つであると認識しております。

そのため、営業担当者が仕入れも担当しており、中古自動車に関する専門知識に基づき、個別車両の商品性 判断(目利き)をした上で仕入れを行い、顧客の嗜好を加味したコンサルティング営業を行っているので、中 古自動車の営業担当者や検査担当者及び新規事業の創出に見合った人材の確保と育成に注力してまいります。

④内部統制及びコンプライアンス強化

当社グループは、内部統制及びコンプライアンス強化は、企業としての社会的責任と認識しており、業務を 適正に執行するための社内組織体制の一層の整備が重要な経営課題と考えております。

そのために、これまでも社外取締役(監査等委員)の選任、監査・監督機能の充実及びリスク管理委員会 等、全社的なリスク管理体制の整備を強化して参りましたが、今後も当社グループとしてこれらの内部統制及 びコンプライアンス体制につきましては、強化する方針であります。

 

(4)目標とする経営指標

当社グループは、収益性の観点から、連結営業利益額及び連結経常利益額を重要な経営指標と考えておりま す。

同じく、収益性の観点から、連結子会社である株式会社日貿の中古自動車販売台数を重要業績評価指標(KP I)として考えております。その理由は、同社における販売のみならず、物流、サービス及び検査等が直接的に 影響を受けるためであります。

 

(5)中長期的な会社の経営戦略

当社グループは、以下の方針に基づき、既存事業のさらなる強化と環境変化を見据えた新たな事業機会の創 出により、継続的な成長と収益力の向上を図ってまいります。また、グループシナジー及びバリューチェーン の強化につながるM&A(企業の合併や買収)の推進も必要に応じ検討してまいります。

①基本方針

バリューチェーンの一体化・延伸

<バリューチェーンの一体化>

当社グループの各セグメント(貿易、物流、サービス及び検査)間において、顧客の共有及び囲い込み、情 報共有、並びに効率的なグループファイナンス等を進めることにより事業シナジーを強化する。

<バリューチェーンの延伸>

有力ディーラーとの提携関係強化により、主としてサービスセグメントにおいて、保険やワランティなどの 最終消費者向けビジネスの足掛かりを構築するとともに、当社グループにおけるバリューチェーンの新たな成 長分野として、保守サービス、レンタカー等の事業を進展させる。

②地域別方針

<ニュージーランド>

当社グループの主な収益の源泉として最重要市場であり、ビジネスモデルの深化の場と位置付け、中古自動 車卸売大手としての地位を固める。

<ニュージーランド以外>

オーストラリア、インドネシアに加え、アジア・アフリカの新興国を中心に、市場規模、日本車嗜好度、中 古自動車性向等を見極め、積極的に新市場を開拓する。

③セグメント別方針 (貿易)

ニュージーランドにおいて、既存顧客との関係強化による 、顧客ネットワークの維持と新規顧客の獲得によ り、市場シェアの維持拡大を図る。

営業担当者が中古自動車に関する専門知識に基づき個別車 両の商品性判断(目利 き)をした 上で仕入れを行 い、顧客 の嗜好を加味したコンサルティング営業を行っているので、専門性とノウハウを高める必要 があり、 教育を強化する。

(物流)

自動車運搬船による輸送サービスの仕入先について、主要取引先であるトヨフジ海運株式会社よりも 低価格 で運行する仕入先への発注を2017年2月より開始しており、今後、トヨフジ海運株式会社等の既存仕入先への 価格交渉を進めることにより費用削減を図る。

ニュージーランドについては、輸送シェアを維持する。 ニュージーランド以外については、輸送数を増加させる。

(27)

(サービス)

自動車ローン及びレンタカー事業を拡大する。 EV(電気自動車)の販売を拡大する。

ニュージーランドにおいて、アフターマーケットビジネス(パーツ、タイヤ、オイル等)により新規事業拡大 を図る。

(検査)

ニュージーランドについては、シェアを維持する。 ニュージーランド以外の国へ進出する。

顧客満足及び検査品質の向上のため、燻蒸処理施設や大型トラック対応施設等などへの設備投資を行う。  

(28)

4【事業等のリスク】

本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある 事項には、以下のようなものがあります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回 避及び発生した場合の対応に努める方針であります。

なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発 生の可能性があるすべてのリスクを網羅したものではありません。当社グループが認識していない、予見しがたいま たは重要ではないと考えるリスク及び不確定要因も当社グループの事業及び業績に重要な影響を与える可能性があり ます。

(1)経済情勢について

当社グループの主たる事業である貿易事業における中古自動車に対する需要は、事業展開する様々な国及び地 域での景気、自動車の燃料価格の上昇及び自動車ローン金利の上昇等の経済情勢により、多大な影響を受けるこ とがあります。

当社グループでは、ニュージーランド向けの中古自動車の輸出販売が収益の中心となっており、同国の経済情 勢は、法人及び個人の需要に大きな影響を与えるため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)為替相場の変動について

当社グループは、ニュージーランドを始めとした海外の市場開拓を進めており、当連結会計年度売上高に占め る海外売上高比率は、98.5%と極めて高くなっております。このため、当社グループでは売上規模と販売地域に 応じた適切な為替ヘッジを行っておりますが、為替変動の影響を完全に排除することは困難であります。

海外子会社の売上、費用、資産及び負債を含む現地通貨建の項目は、連結財務諸表作成のために円換算されて おります。換算時の為替レートにより、これらの項目は現地通貨における価値が変わらなかったとしても、円換 算後の価値が影響を受けるため、外国為替相場が急激または大幅に変動した場合は、当社グループの業績及び財 政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。

(3)需要動向について

以下のような事態が生じた場合、当社グループの事業及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

① 技術革新について

「モノのインターネット(IоT)」(※)の進展により変化する自動運転技術など自動車IT技術及び電気自動 車をはじめとしたエネルギー技術の急速な進化と普及に伴い燃費面など自動車性能が向上し、従来型の中古自動 車の商品価値が陳腐化する可能性があります。

※ IоT(Internet of Things):さまざまな「モノ」がインターネットに接続し、情報をやり取りするこ と。(独立行政法人 情報処理推進機構 ホームページを参照)

② 購買層の変化について

自動車性能の向上、生活様式及び社会慣行の変化等の要因によるユーザーの自動車保有期間の長期化、並びに カーシェアリングやタクシーサービスの利便性の向上等、必要な時に必要な分だけ簡単に利用できるインフラが 整備されることにより、自動車所有台数が減少する可能性があります。

また、顧客の求める水準の品揃え、品質及び価格でのサービス提供に応えられない場合や競合企業の新規参入 等による競争環境激化及び消費者の嗜好の変化等により自動車の市場価格が下落した場合、当社グループの収益 性の低下、市場占有率の低下及び事業基盤の縮小につながる可能性があります。

なお、本書提出日現在において当社グループの主力販売市場であるニュージーランドにおける中古自動車の需 要は、移民が増加していることが要因となり、安定的に推移しております。

しかしながら、将来において、移民の流出、少子高齢化の進展による人口の減少等を要因として、購買層が減 少する可能性があります。

③ 産業構造の変化について

消費者間における電子商取引(C2C)等の新たなチャネルの取引シェア急拡大により、当社グループの主要得 意先であるディーラー向けの売上が減少する可能性があります。

④ 環境規制について

アメリカ合衆国においては、カリフォルニア州大気資源局(CARB)により、同州においてZEV(Zero Emission Vehicle)規制(※1) が導入されております。また、世界最大の自動車市場である中華人民共和国にお いては、2017年9月にいわゆる「中国NEV法」(※2)が公布され、2019年に中国版ZEV規制であるNEV規 制の導入が予定されております。

当社グループの主たる販売市場であるニュージーランド及びオーストラリアでもこれらの規制が導入された場 合には、規制で定められた基準に満たない中古自動車の需要が減少する可能性があります。当社グループは、今 後につきましても、これらの規制等が世界の自動車産業にもたらす影響について注視してまいります。

※1 ZEV(Zero Emission Vehicle;無公害車)規制:

ZEV規制は、アメリカ合衆国最大市場のカリフォルニア州で始まり、同州内で一定台数以上自動車を販売するメーカーは、その販 売台数の一定比率をZEVにしなければならないとするものであります。当初の対象は同州内で販売活動をする一部大手自動車メーカ

参照

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